
当院では「うつ病」は自律神経失調症の延長にあると考えており、自律神経の乱れがある段階(体の不調を感じる段階)でしっかりとケアをすることを強くおすすめしています。
今回の記事では、自律神経の乱れからうつ病などのメンタルの不調に行き着いてしまう流れを説明いたします。
開院15年、開院以来多くの自律神経症状やうつ病にお悩みの方を診てきた経験からお伝えできればと思います。
① 強いストレスや生活リズムの乱れが続く
ほとんどの場合、きっかけは精神的なストレスや過労、生活リズムの乱れなどの積み重ねです。
- 仕事・学校・人間関係の慢性的ストレス
- 急激な精神的ストレス
- 睡眠不足、昼夜逆転
- 過労、休めない環境
- 運動不足や生活習慣の乱れ
こういったことが続くと、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えがうまくいかなくなります。
② 自律神経失調症の症状が出る
次第に、様々な身体的な症状を自覚し始めます。
身体症状
- 動悸、息苦しさ
- めまい、ふらつき
- 胃腸の不調、食欲不振
- 倦怠感、頭痛
- 寝ても疲れが取れない
精神面
- 不安感が強い
- イライラしやすい
- なんとなく気分が落ち込む
この段階では病院に行っても「異常なし」「ストレスのせい」で片付けられることが多く、場合によっては睡眠薬や抗不安薬などを処方されることも。
③ 不調が長引き「不安」と「自己否定」が強まる
症状が改善しないまま続くと、次のような心理状態に入ります。
- 「このまま治らないんじゃないか」
- 「周りに迷惑をかけている」
- 「自分は弱い人間だ」
というように、体の症状から次第に心のしんどさが強くなっていきます。
すると
- 仕事や学校を休む
- 外出が減る
- 人と会うのが億劫になる
行動面での制限が起こり、生活の幅が狭まることで回復のきっかけも得にくくなっていきます。
④ 脳の機能に異常が起こる
自律神経の乱れが長期化すると、脳の機能にも異常が起こります。
- 脳が常に緊張状態
- 休んでも回復しない
- 常に心が落ち着かない
というように「常に見えない敵に脅かされている状態」になります。
こういった精神状態においては、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内物質の働きが低下が関係していると言われています。
このような状態が続くと、「気分の落ち込み」が一時的ではなく持続的になります。
⑤ うつ病の状態に移行
この段階で病院を受診するとほぼ間違いなく「うつ病」と診断されると思います。
特徴的なのは:
- ほぼ毎日、気分が沈む
- 何をしても楽しくない
- 強い疲労感、思考力の低下
- 自分を責める気持ちが止まらない
- 将来に希望が持てない
自律神経失調症の身体的な症状に加えて、精神的なエネルギーそのものが枯渇した状態になります。
大切なこと
まず大切なことは「体の不調が出始めたら、すぐにケアをし始めること」です。
自律神経失調症になると必ずうつ病にまでなってしまう訳ではありませんが、自律神経の乱れの延長には「メンタルの不調」があります。
生活リズムを見直し、栄養や運動についても学んで実践し、頑張りすぎるのをやめて、必要に応じて環境を変えることも大事かもしれません。
実際にうつ病の段階になってしまっていても、どのような状態であっても諦める必要はありません。
しっかりと順序立ててケアをしていけば回復はできます。
もし少しでも「回復のためにジョイントケア整体院に行ってみようかな」と思うのであれば、すでにもう”精神的なエネルギーの完全な枯渇”からは抜け出して、回復の方向に矢印が向いている証拠です。
1人で悩まずに、ぜひご相談くださいね。


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