
脳神経のトレーニング
自律神経・脳神経トレーニング

当院のパーソナルトレーニングは、単に筋力アップやシェイプアップを目指すトレーニングではありません。
「機能改善」「体力向上」「自律神経の安定化」をテーマに様々なトレーニングを行なっております。
このページは体調を良くしていく上でとても重要な「脳神経」のトレーニングについて説明いたします。
脳神経が原因で起こり得る症状

脳(脳幹)から直接出る12対の末梢神経「脳神経」
この脳神経に何らかの問題が起こると
・目、顔、舌(味覚)
・自律神経(副交感神経)
・平衡感覚
・肩、首周辺
に様々な症状が起こります
●内臓が正しく機能しない
●自律神経の乱れが起こる
●血圧上昇
●心拍数上昇
●瞳孔が正しく機能しない
●光が異常に眩しく感じる
●手足の冷え
●内臓の機能低下
●関節の運動不全
●過剰な瞼の動き
●歩行の問題
●姿勢の問題
●眼球が安定しない
●表情をうまく作れない など
脳神経の機能低下によって起こる症状を挙げるとキリがないほど、多くの症状と関係する神経系です。
脳神経の機能とは

12対の脳神経は脳幹(中脳・橋・延髄)から起こり、主に顔面部に伸びていきます。
そのため、目の動きや顔面の筋肉、味覚・聴覚・平衡感覚に主に関係します。
また一部の神経は首や喉、心臓、腹部臓器まで伸びていくため、神経のトラブルが起こると、肩こり・首こり・呼吸のしづらさ・喉の症状、内臓の不調などにも関係します。
①嗅神経:感覚神経
嗅覚情報を側頭葉と大脳辺縁系へ伝える
▶︎嗅覚障害
②視神経:感覚神経
視覚情報の処理と伝達
▶︎視力障害、視覚障害
③動眼神経:運動神経+副交感神経
眼球運動(外眼筋、瞳孔括約筋、毛様体筋)
眼瞼挙上、瞳孔の収縮
▶︎眼球運動障害、眼瞼下垂、光が異常に眩しく感じるなど
④滑車神経:運動神経
眼球運動(上斜筋)
目を内下方に動かす
▶︎眼球運動障害
⑤三叉神経:感覚神経+運動神経
顔面・口・歯の近く感覚
咀嚼筋の運動
舌の感覚(前側2/3)
▶︎顔面の感覚障害、咀嚼筋の運動障害、三叉神経痛
⑥外転神経:運動神経
眼球運動(外直筋)
目を外側に向ける
▶︎眼球運動障害(外に目を向ける)
⑦顔面神経:感覚神経+運動神経+副交感神経
表情筋を動かす
舌前2/3の味覚
涙・唾液の分泌
アブミ骨筋を動かす(聴覚に関与)
▶︎味覚障害、顔面神経麻痺、構音障害、聴覚過敏、涙・唾液の分泌低下
⑧内耳神経
聴覚・平衡感覚
▶︎めまい、ふらつき、耳鳴り、聴力障害
⑨舌咽神経:感覚神経+運動神経+副交感神経
舌の後ろ1/3の味覚
唾液の分泌(耳下腺)
咽頭反射
血圧や呼吸の調整
▶︎味覚障害、舌の感覚障害、嚥下障害、構音障害、唾液の分泌低下
⑩迷走神経:感覚神経+運動神経+副交感神経
内臓の知覚・運動・分泌
心拍
嚥下や声帯の運動
▶︎消化管(胃腸)の運動障害、心拍数の増加、嚥下障害など
⑪副神経:運動神経
胸鎖乳突筋、僧帽筋の運動
▶︎首肩の筋肉の症状
⑫舌下神経:運動神経
舌筋の運動
▶︎舌の変位、構音障害
嚥下障害や舌の変位などの症状に関しては明らかに病的な状態を自覚すると思うので、病院で検査を受ける方がほとんどだと思います。
しかし「病院に行くほどでもない症状」や「病院で原因がハッキリしなかった症状」においては、脳神経の機能低下・機能亢進が関わっていることがとても多いです。
そういった症状は、整体施術にプラスして、専門的なトレーニングを行なっていくことで改善が見込めます。
当院での脳神経機能改善トレーニング
脳神経の機能改善にはこのようなトレーニングを行います。

●眼球動作トレーニング
●PMRFトレーニング
●表情筋トレーニング
●僧帽筋トレーニング
●聴覚トレーニング など
例:前屈で右腰が痛む、めまい、胃痛 50代女性
▲中脳の活性のために眼球動作をバランスボール上で行う ▲左に重心を乗せた状態での反射トレーニング ▲平衡感覚強化のための四つ足トレーニング ▲呼吸を使った腹筋のトレーニング など
弱っている機能を見極め、その箇所に刺激がいくようにコントロールしながらトレーニングをしていきます。
