平衡感覚は加齢によって衰えてしまう
めまいは生活の質を著しく低下させる、かなりツラい症状の一つですよね。
当院にもめまいでお悩みの方は多くお見えになります。

60歳を超えると平衡感覚に関連する前庭神経核の細胞は20%消失してしまうそうで、
70歳になると三半規管や耳石器の細胞も25~40%減少してしまうのだそう。
これは、何もしなければ次第に平衡感覚が弱っていき、めまいが起こりやすくなるということを示しています。
平衡感覚は内耳からの前庭感覚、眼からの視覚、足からの深部感覚、そしてそれらを統合する中枢神経系によって成り立っています。
めまいはこれらの感覚間のミスマッチや統合異常で生じるのです。
ですので、めまいの改善にはこれらの感覚を活性化させて、統合させるようなアプローチが必要になってきます。
平衡感覚を鍛える方法
上に書いたように、めまいの改善には「感覚を統合させること」が重要です。
リハビリトレーニングは専門的な指導のもと行うのが理想的ですが、ご自宅でできる方法もいくつかありますので、ご紹介します。
【目と首の動きのトレーニング】
【感覚入力のトレーニング】
【ローリング】
・体育座り(お山座り)からコロンと後ろに転がる
・そこから腹筋の力で体育座りに戻る(脚の反動は出来るだけ使わない)
★10回程度繰り返すことで、「加速」を感知するシステムのリハビリと腹筋のトレーニングを同時に行うことができる
こういったトレーニングを無理のない範囲で行なってみてください。
気分が悪くなったり、めまいが強く出てしまう場合は無理をしないように。
めまいでお悩みでしたら、まずは医療機関で検査を受けて、特に病的な原因がないようであれば当院にご相談ください。

長年のめまいが改善!!




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